柄がかぼちゃなのではなく、形です。
今日は縫い物をした。
嘘ではない。 本当に縫い物をしたのだ。
おととし買った“かぼちゃハーフパンツ”に不満な箇所が多く、
しかしヒッコリーストライプの生地は好きなので捨てるのも惜しく自分で直すことにした。
ミシンを持っていないため、針を片手に悪戦苦闘すること1時間半。
裾ゴムが太過ぎて心地悪かったので細いゴムに替え、
サイドポケットが野暮ったく邪魔だったので除去、
ボタンをはずさぬまま脱げるほどブカブカだったウエストを縮めて終了。
細かいことは気にせず、都合の悪い箇所は見ないようにすれば納得の仕上がりだ。
私にだって縫い物くらいできるのだよ、と悦に入った日曜の午後であった。
さて、思いも寄らぬ事態に遭遇した時や予想外の結果に直面した時、
驚きのあまり“声にならない声”を発してしまうことがある。
そんな場面についての雑記。
仰向けに寝転がって胸の辺りに本を掲げて読んでいると、
多美子がやって来て私の首の上を通り抜けようとした。
その最後の一歩が喉仏を直撃した時の「ぐがっ!」。
咳き込みながらも不思議と幸せを感じるのが猫飼いのサガ。
高校生の男の子に「お母さん何歳?」と聞いたら
「38歳です」と言われた時の「うぐっ!」。
私と彼の年齢差はもはや親子ほどの開きがあるのだという現実を知った。
ネットで注文した899円のサンダルが届く前に、近くのスーパーにて
全く同じものが380円で売られているのを見つけてしまった時の「んっぷ!」。
「気にするほどの金額じゃないぞ!」「送料込みで899円なら充分安いじゃないか!」など
自分で自分をどうにか励ましてやろうと試みるも、徒労に終わった。
後日、何の罪もない佐川急便さんが届けてくれたサンダルを冴えない顔で受け取り
ワクワク感の欠片もなく梱包を開けた。
我ながら日々いろんな擬音を発しているものだなと思いつつ、
女子バレー世界最終予選のセルビア戦を観ながら声にならない声を連発していた。
五輪初出場が懸かっていたタイにとっては非常に気の毒な結果となってしまった。
私がタイ人だったら暴動を起こすだろう。


